オンライン連続講座「市民とともにつくるエンゲージド・ジャーナリズム」第5回を5月14日(土)に開催=次世代ジャーナリズム・メディア研究所:NHK放送文化研究所共催=終了しました

「市民とともにつくるエンゲージド・ジャーナリズム」第5回

 

概要

日時:2022年5月14日(土) 午前10:00~11:30

ゲストスピーカー:テリー・パリス・Jr(New York Times、HeadwayプロジェクトのPublic Square Editor)

司会:高橋恭子(早稲田大学 政治経済学術院 教授)

参加費:無料

開催:オンライン会議形式(Zoom)

お申込:事前登録が必要になります。以下のURLにアクセスし、ご登録ください。ご登録頂くと、Zoom参加のご案内メールが届きます。

https://zoom.us/meeting/register/tJIscuyppz0vGd0B6VtA_iIAV7avLk2mE92F

※日英の同時通訳がつきます。

※内容は収録し、ご登録頂いた方には事後一定期間、動画を視聴できるようにします。

 

<ゲストスピーカーのご紹介>

第5回講座のゲストスピーカーは、New York Timesの新たなプロジェクト『Headway』のPublic Square Editor、テリー・パリス・Jrさんです。

『Headway』はニュースのタイミングにしばられることなく、世界の行方を左右するような大きな課題を人々の経験や歴史的な視点を通して検証していくプロジェクトで、テリーさんは、そうした課題の解決に向けてさまざまな立場の市民が意見を交換する機会や場をつくることに取り組んでいます。

テリーさんはこれまでにも調査報道で知られるProPublicaやニューヨークの非営利メディアThe Cityのエンゲージメント・エディターを歴任し、人々の経験や知見に耳を傾けることを出発点にした報道で成果を挙げ、ニューヨーク市立大学でエンゲージド・ジャーナリズムの講座も担当しています。

駆け出しの記者時代、地方の地域密着型メディアで担当していた街全体が数日間にわたって停電した際に、情報の収集や発信に市民に参加してもらうことが、情報をより豊かに、よりニーズに沿ったものにすることに気づいたというテリーさん。以来、エンゲージメントはジャーナリズムに欠かせないものだと考えるようになったと話しています。

講座では、テリーさんが試みてきた、さまざまなエンゲージメントの方法や実績について具体的に話を聞き、質疑や意見交換をする機会とします。

 

<オンライン連続講座について>

報道への信頼低下や読者・視聴者離れ、多様性欠如の表面化など、伝統メディアは今さまざまな危機に直面しています。デジタル空間には真偽ないまぜの情報が氾濫し、偽情報の拡散、陰謀論の浸透などによって人々は何を信じれば良いのかわからない、あるいは根拠を欠いても自分が信じたいことを信じる、という事態も起きています。こうした状況を背景に、アメリカやヨーロッパでは、市民とつながり、信頼を育み、ともにニュースをかたちづくり、発信していこうというエンゲージド・ジャーナリズム(Engaged Journalism)の試みが広がっています。「市民のために」ではなく「市民とともに」、人々を「情報の受け手=オーディエンス」だけではない「情報発信の協力者=パートナー」と位置づける。双方向の対話のチャンネルを開き、その疑問や意見に謙虚に耳を傾けるところから始め、信頼できる情報を共有し、地域の課題解決にもつなげていこうという取り組みです。

 

早稲田大学次世代ジャーナリズム・メディア研究所NHK放送文化研究所が共催するこのオンライン連続講座ではエンゲージド・ジャーナリズムの実践者や研究者を招き、多様なエンゲージメントの実践と実績、背景にある問題意識などについて同時通訳を交えて話を聞き、交流する機会を設けていきます。