第14回報道実務家フォーラム 「猪瀬直樹5000万円授受はこうして調べた」 を4月23日(木)に開催

第14回報道実務家フォーラム 

「猪瀬直樹5000万円授受はこうして調べた」
 

講師 野村周(のむら・しゅう)さん(朝日新聞社会部次長、司法担当キャップ)

日時 4月23日(木)18時30分~
場所 早稲田大早稲田キャンパス3号館7階704号室

(地下鉄東西線早稲田駅から徒歩、またはJR・西武高田馬場駅からバス「早大正門」終点)   

 史上最多の433万8千票を得て2012年12月、東京都知事に当選した猪瀬直樹氏は、選挙直前に5000万円の現金を徳洲会から受け取り、その事実を隠していた―このスキャンダルを2013年11月に報じたのが朝日新聞でした。猪瀬氏は資金を受け取る直前、売却の決まっていた東京電力病院の取得を目指す意向を徳洲会側から伝えられていた続報もあり、猪瀬氏は任期途中で辞任し、公選法違反罪の略式命令により有罪が確定しました。一連の報道は2014年の新聞協会賞を受賞しました。
 報道実務家フォーラム第14回は、この取材報道を担当した朝日新聞社会部の野村周記者にお話しいただきます。
 密室のカネのやりとりはどう取材し確認したのか。壁にぶつかったことはなかったのか、誰が報道を支えてくれたのか。同時に進行していた東京地検特捜部の徳洲会選挙違反事件捜査との関係は―。生々しい報道現場の努力と苦労、やりがい、悩みに触れる機会です。ぜひご参加ください。

予約不要、無料です

<主催>

早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース

取材報道ディスカッショングループ

 

問い合わせ: jitsumukaforum@yahoo.co.jp
または
早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース 瀬川至朗研究室
(FAX:03-5286-3995)

報道実務家フォーラムは、取材技法を高め、知識を広げたり、情報、報道の自由と記者の権利について理解を深めたりすることを目的に2010年始まり、これ まで12回開かれています。現役の記者や記者を目指す人、そういったテーマに関心のある人ならどなたでも参加できます。 新聞・通信・放送の記者でつくる「取材報道ディスカッショングループ」の議論の中から生まれました。

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これまで開催されたフォーラム(講師の肩書きはすべて当時)

2015年

2月27日
矢野良知さん(NHK人事局副部長、報道当時社会部副部長)
銭場裕司さん(毎日新聞東京本社特別報道グループキャップ)

「認知症行方不明者問題」「老いてさまよう」はこうして取材した

2014年

9月11日
デイヴィッド・レヴィーさん(英国オックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所所長)
ニック・ニューマンさん(同研究所シニア・リサーチアソシエイト)
「デジタル・ジャーナリズムの挑戦~各国のメディア分析から~
日米英など10カ国で、ニュースはこうして読まれている」

2013年

5月16日
福田 裕昭さん(テレビ東京報道局報道番組センター長)
「『池上彰の総選挙ライブ』はこうしてできた」

2月15日
立岩陽一郎さん(NHK記者)
「印刷工員胆管がん問題 私はこうして掘り起こした」

2012年
10月24日
松原耕二さん(TBS報道局解説委員、元「ニュース23 クロス」メインキャスター)
「ニュースキャスターは原発事故をこうして伝えた」

5月31日
依光隆明さん(朝日新聞編集委員)
木村英昭さん(朝日新聞経済部記者)  
「『プロメテウスの罠』はこう取材・執筆している」

1月30日 
野呂法夫さん(東京新聞特報部デスク)   
「『東京新聞特報面』はこうして作られる」

2011年

10月21日
七沢潔さん(NHK放送文化研究所研究員・ディレクター)
「『ネットワークで作る放射能汚染地図』はこうして取材・放送した」

3月17日  震災のため中止

2010年

12月21日
板橋洋佳さん(朝日新聞記者)   特捜検事の証拠改ざんはこうやって明るみに出した

10月8日
松田史朗さん(朝日新聞記者)   鳩山前首相「故人献金」はこうして調べた

7月23日
青木友里さん(下野新聞記者)  栃木豪雨・警察消防出動ミスはこうして分かった

5月14日
大沢陽一郎さん(読売新聞社会部次長)  小沢幹事長政治資金疑惑はこうして調べた

3月4日
太田昌克さん(共同通信編集委員)   「核密約」スクープはこうして生まれた