2018年9月修了予定生によるドキュメンタリー作品(マスタープロジェクト)上映会を7月16日(月)に開催
早稲田大学政治学研究科ジャーナリズムコース(Journalism School)では、2018年9月修了予定生によるドキュメンタリー作品(マスタープロジェクト)上映会を7月16日(月)に開催いたします。
 
開場 14:10
上映 14:40-20:30
場所 大隈小講堂
主催 早稲田大学政治学研究科ジャーナリズムコース
 
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上映スケジュール

 

14:50-15:30 申若蘭 「漢水の声を聴く~漢劇の現状と継承」

500年の伝統を誇る漢劇。京劇に大きな影響を与えたといわれていますが、一般には知られていません。作品では、漢劇関係者の密着取材を通して、漢劇の魅力と伝統を守ろうとする芸術家の熱い思いをお伝えします。ぜひ、多くの人に漢劇のすばらしさを知ってもらいたいです。
 
15:40-16:15 王芳妮  「小学生総塾通い社会--中国受験戦争の現実」
近年、中国の受験競争が激化しています。政府は小学生の負担を減らすために多くの施策を実施してきましたが、小学生の受験競争はますます激しくなっているのが現状です。作品では、問題の原因と解決の糸口を探ります。中国の小学生の生活に関心を持ってもらいたいと思います。
 

16:25-17:10 陳梓薇 「高考--終わりのない戦い」

「高考」とは大学に入学するための共通試験です。
地方出身の高校生にとっては、試験の結果によっては、将来、大都市で活躍できるチャンスもありますが、そのための苦労は生半可ではありません。彼らにとって、戦いともいえる日々を取材しました。この制度は公平なのか。社会の公平に繋がるのか。高考の意義は何か。みなさんにも考えてほしいと思います。
 

17:20-18:00 李紫菲 「希望~ハンセン病と向き合う人たち」

中国と日本、両国のハンセン病回復者のドキュメンタリー作品。中国ハンセン病村の村長さんである張法海さん、鹿児島の星塚敬愛園の小牧義美さんと上野正子さんの3人の物語です。彼らの現在の生活状況、昔の記憶についてのインタビューと心の中の感情変化を通じて、彼らの生き方を描きました。国は異なりますが、ハンセン病回復者としての葛藤には違いはありません。作品では、時代の証言者としての彼らのポジティブな生き方を表しました。
 

18:10-18:45 瞿秀紋 「蘇州に暮らす~出稼ぎ労働者の物語」

本ドキュメンタリーは二人の出稼ぎ労働者が中国・蘇州という町でどのように暮らしているかを記録しました。社会保障、教育政策、違法経営などの問題に直面する出稼ぎ労働者は、平凡な仕事をしても細やかな力で社会に貢献する気持ちがあります。他の蘇州人と同様に蘇州を楽しく暮らせる町にという願いを抱いていることを伝えたいと思います。
 

18:55-19:30 周暁堯 「菩提を探すーーチベットに行く若者達」

  遠い異教の風景、神秘的な宗教、敬虔な信者達。
  チベットは中国内陸部の人にとって、ずっと憧れの聖地でした。
近年、中国都市部の若者達は続々チベットを訪ね、チベット仏教から人生の意義感を求めています。本作品は、チベット地域セルダ県に来た都市部の若者に取材し、彼らの生活、考えを記録することで、「チベットブーム」という現象の裏にある社会的要因を明らかにしたいと思います。制作者として、チベットの結婚式、鳥葬式などの民俗、チベット仏教に接近し、チベットの現状を記録しました。ぜひ、現在のチベットの姿を見ていただきたい。
 

19:40-20:20  YU WEIQING「アルツハイマーの祖父--果てしない闘い」 

本作品では、中国におけるアルツハイマー型認知症高齢者とその家族に密着することで、活状況や苦悩を伝えたい。中国では、認知症の介護制度が整備されていません。どのような情報やサービスが足りないのか、アルツハイマー型認知症患者の家族が抱えている問題を浮き彫りにします。